SESSION.1

それぞれの物語と向き合う、“人”が主役の相続業務

神谷

僕が相続業務に本格的に関わるようになったのは、実はアイユーコンサルティンググループに入ってからなんです。前職では顧問業務がメインで、相続は本当に1件だけ。だから最初は、どこから手をつけていいのか分からず戸惑いました。「果たして自分の判断が最善なのか…」と、自信のないまま手探りで向き合っていた記憶があります。でも、だからこそ感じたのは、顧問業務で積み重ねてきた「数字を見る力」や「経営全体を捉える視点」が、相続でも確実に活きるということでした。

石塚

私は逆に、前職の時点で相続や企業再編を多く扱っていて、そこにすでに面白さを感じていました。相続って、本当に千差万別。家族構成や財産の内容はもちろん、それぞれのご家庭が抱える背景やストーリーも違う。同じような案件はひとつもなくて、まさに“人と向き合う”仕事なんですよね。その部分に私は惹かれていった感じです。

神谷

顧問業務だと、相手は基本的に経営者の方なので、ある程度のビジネス的な合理性で話しが通じる場面が多いんです。でも相続ではそうはいかない。感情のゆらぎが前提にあるというか…。お亡くなりになった直後の悲しみの中にいたり、今後の生活に不安を抱えていたり、家族間の微妙な関係に気を遣っていたり。本当にいろんな想いが交錯する場面に立ち会うんですよね。

石塚

そうそう。数字や法律だけでは割り切れないことが多くて。たとえば「財産をどう分けるか」って、単に税務上の最適解を出せばいいわけじゃなくて、兄弟の関係性や親の想いが背景にあったりする。それらをどう汲み取りながら進めていくかが難しくもあり、やりがいにもなっています。

神谷

だからこそ、テクニカルな知識よりも「この人の話をきちんと聴けているか」「この人にとって何が大事なのか」を感じ取る力が問われるんですよね。正解が一つじゃない分、自分の人間力が試される。そこがすごく奥深くて、気づけばどんどん惹かれていきました。

SESSION.2

安心して話せる存在であること。それが専門家としてのスタートライン

石塚

私が一番意識しているのは、やっぱり「安心して話してもらえる雰囲気づくり」です。初回の面談は特に大事で、たとえば「どこから話せばいいか分からない」とか、「これって誰に相談すればいいの?」という状態の方も多いんです。専門的な話以前に、相手の不安や戸惑いを受け止められるかどうか。そこが信頼関係の第一歩だと感じています。

神谷

本当にそうですね。「聞く力」ってよく言われますけど、相槌だけじゃ足りないし、ただ相手の話を受け流すだけでもダメなんです。たとえば、「その言葉の背景にある本音は何か」とか、「この方が本当に悩んでいることはどこなのか」まで考えながら話を聞いています。ときには黙って待つことも大事で、相手のペースに合わせて、ゆっくり対話していくようにしています。

石塚

私たちの仕事って、「情報を整理して提案すること」も大事なんですけど、それ以上に「相手の心を解きほぐすこと」が本当に重要ですよね。特に、相続の相談ってご家族の関係性が複雑なケースも少なくないので、背景を把握したうえで、どの順番で何を話すかまで設計しないと、逆に話がこじれてしまうこともあるんです。

神谷

相続って、どこか「手続き的」と捉えられがちなんですけど、実際にはものすごく感情に左右される業務なんです。悲しみの中にいたり、迷いや葛藤を抱えていたりする方の話に、どれだけ寄り添えるか。そういう部分をおろそかにすると、どんなに正しい提案をしても納得してもらえないと思います。

SESSION.3

チームで支える。未経験からでも成長できる環境

石塚

もちろんです。アイユーコンサルティンググループには、入社後すぐに受けられる「アイユーアカデミー」という選択式の研修制度があって、相続の基本的な仕組みや実務の流れを体系的に学ぶことができます。OJTや社内マニュアルやナレッジの共有など、段階的にステップアップできる体制が整っていて、相続業務未経験でも安心して飛び込める環境を整えています。

神谷

あとは、案件ごとにチームで対応している点も、安心できる点だと思います。営業者、作業者、チェッカーがそれぞれの役割を持ちながら案件に対応しています。なので「一人で全部やらなきゃ」と気負うことなく、チームメンバーや上長と連携しながら業務を進めることができると思います。

石塚

相続って、数字だけでは解決できないことが本当に多いんですよね。だからこそ、複数の視点でお客様に向き合える“チーム”の存在は心強いと思います。最近では、戸籍収集や名義変更などを専門に担う「遺産整理チーム」も立ち上がっていて、相続の周辺業務までワンストップで社内で対応できる体制が整ってきました。今後アイユーコンサルティンググループとしての業務スピードや対応領域も広げることで、お客様により満足してもらえる体制を強化していきたいですね。

神谷

そうした姿勢が顧客満足度98%以上をキープできていることにもつながっているんでしょうね。知識だけじゃなく、提案の仕方や接し方も学ぶ必要がある仕事だからこそ、アイユーコンサルティンググループのように“横のつながり”が強い組織って大事だと思います。自分ひとりでは気づけなかったことも、周りのメンバーと連携しながら仕事をすることで、自然と学びになっていくんですよね。

SESSION.4

知識だけじゃない。人間力が求められるから面白い

神谷

やっぱり、相続の提案って「これが正解」っていう唯一の答えがないんですよね。たとえば顧問業務なら、ある程度のセオリーや実績ベースで提案できますけど、相続では家族ごとの関係性や想い、背景まで踏まえないといけない。単純に数字だけで最適解を出せるわけではないんです。そういう難しさがある反面、だからこそ面白いとも思います。

石塚

本当にそうですね。お客様によって大切にしている価値観が違いますし、「節税したい」よりも「兄弟げんかを避けたい」といった気持ちを優先される方もいます。同じ相続税額であっても、分割方法によって納得度が全然違うこともある。そういった“正解が一つじゃない世界”で、自分なりにベストを見つけていく姿勢が求められます。

神谷

しかも、専門知識がついてくると、つい“独りよがり”な提案をしてしまう危険もあるんですよね。「理論的にはこうするのが最善です」と言いたくなってしまう。でもそれが、お客様にとってのベストとは限らない。「この人に任せてよかった」と思ってもらうためには、技術的な正しさだけじゃなくて、相手の心情を理解することが欠かせません。

石塚

提案する内容ももちろん大事なんですけど、それ以上に“どう伝えるか”も重要ですよね。たとえば同じ節税の話でも、専門用語ばかりで伝えたら伝わらない。相続の現場では、税務のプロというより、“伴走者”であることが求められている気がします。相手の立場や理解度に寄り添って伝え方を調整する、そんな人間力も含めての仕事なんだと思います。

神谷

相続は本当に「人対人」の仕事だなと思います。信頼してもらうには、話し方、接し方、立ち居振る舞い──すべてが見られている。だからこそ、スキルを磨く面白さもありますし、自分自身の成長を感じやすい分野なんです。

SESSION.5

全国屈指の信頼の裏側にある、提携力とチーム力

石塚

一つは、やはり提携先の存在が大きいと思います。アイユーコンサルティンググループでは金融機関や証券会社、士業事務所など、信頼できる提携先とのネットワークを全国に持っています。BtoBtoCのビジネスモデルで提携先を通じて多くのお客様と出会える土壌を整えていることで、安定的に案件を獲得することができています。

それに加えてもう一つ重要なのが、現場の“対応力”と“スピード感”です。たとえば初回相談から申告完了までのスケジュール感、問い合わせへのレスポンス、資料作成の精度といった一つひとつのプロセスで「信頼できる」と思ってもらえることが、結果的にリピートや紹介につながっていると実感しています。

神谷

僕も、提携先から「アイユーコンサルティンググループなら安心して任せられる」と言っていただけることが本当に多いと感じています。たとえば書類ひとつでも、細部まで行き届いていて、ミスや抜け漏れがない。お客様への説明も、専門用語をかみ砕いて分かりやすく伝えることを徹底している。そうした一つひとつの誠実な積み重ねが、信頼のベースになっていると感じます。

神谷

お客様へのアンケート結果をもとに毎年算出する満足度では、98%以上を維持しています。でもそれって、単に体制が整っているからではなくて、現場の一人ひとりが「どうしたらもっと良くなるか」「もっと分かりやすく伝えるにはどうすればいいか」と考えながら、常にアップデートしているからこそ実現できていることだと思います。

石塚

実際に「チームでカバーする文化」が根づいているのも、満足度の高さにつながっていると感じますね。自分が忙しいときは誰かがフォローに入るし、相談すればすぐに誰かが手を貸してくれる。お客様にとっても「誰に聞いても丁寧に対応してくれる」という安心感があるんじゃないかなと思います。

神谷

決して“属人的”ではなく、組織全体として高い品質を保っている。それが、アイユーコンサルティンググループの強さなんだと思いますね。

SESSION.6

「この人に任せてよかった」と言ってもらえる専門性を

石塚

相続は“感情に寄り添う仕事”であると同時に、“判断を誤れない仕事”でもあると思っています。たとえば特例の適用可否や、土地の評価方法によって税額は大きく変わります。少しのミスでお客様に不利益を与えてしまうこともあるので、常に慎重さと責任感が求められる分野です。

神谷

本当にそうですね。僕も実際に、「これは危なかったな…」と冷や汗をかいた経験があります。だからこそ、税務や民法、不動産、登記など、周辺領域の知識も含めて幅広く学び続けなければならない。現場で起こるのは、教科書通りではない複雑なケースばかりなので、“考える力”と“調べる姿勢”は欠かせません。

石塚

しかも、相続は「同じケースが二つとない」からこそ、提案も毎回ゼロベースで組み立て直しになります。過去の成功パターンがそのまま通用しないから、毎回「これは本当にベストなのか」と自問しながら組み立てる必要がありますよね。提案に正解はなく、だからこそ一つひとつが勝負です。

神谷

僕が特に意識しているのは、“今だけを見るのではなく、その先まで見通す”という視点です。たとえば一次相続をどう処理するかが、数年後の二次相続にどんな影響を与えるのか。ご家族の今後の暮らしまで含めて、長期的な視点でシミュレーションしながら提案しています。

石塚

私も「話し方」や「資料の見せ方」には工夫を重ねていますが、それはあくまで“土台にある専門性”があるからこそ意味があるんですよね。節税も分割案も、前提となる情報の正確性と、それに基づく判断が間違っていたら、お客様にとっては意味がない。だから日々のインプットと振り返りは、本当に欠かせない習慣です。

神谷

最終的に目指すのは、「あの人に任せてよかった」と言ってもらえること。提案の内容、判断の根拠、そして伝え方──すべてに責任を持つ覚悟が問われる仕事です。知識や経験を積むほどその重みを感じますが、それだけに結果としてお客様の信頼や感謝につながったとき、「この仕事をやっていてよかった」と心から思えます。

SESSION.7

専門性も、人間力も。成長のチャンスがここにある

石塚

相続って、本当に人の人生に深く関わる仕事です。だからこそ、決してマニュアル通りにはいきません。一人ひとりのお客様と真剣に向き合い、正解のない問いに対して、その都度ベストな答えを導き出す。それは簡単なことではありませんが、その分やりがいも本当に大きいです。
「もっと人の役に立ちたい」「専門性を高めたい」「長く通用する力を身につけたい」──そんな想いを持っている人には、ぴったりのフィールドだと思います。知識も経験も、関わる人の数だけ深まっていく。まさに“学びが尽きない仕事”です。

神谷

僕はもともと顧問業務出身なので、相続は途中からのチャレンジでした。でも、やってみて本当によかったと思っています。相続の経験を通じて、「顧問としての視点」も深まりました。どういう人生を送ってきた方か、家族にどんな想いがあるのか──そうした“人間の深い部分”に触れることで、数字の裏にある意味がより鮮明に見えてくるんです。

だから、顧問業務の経験者にも相続は本当におすすめです。キャリアの幅が広がるし、自分自身の成長にもつながる。もちろん新卒の方にとっても、最初に相続に触れることで、仕事に対する姿勢や対人スキルがすごく鍛えられます。相続は“自分を磨き続けられる仕事”だと思っています。

石塚

アイユーコンサルティンググループには、チャレンジを応援してくれる文化があります。未経験からでも一歩ずつ成長していける体制が整っているし、困ったときはすぐに手を差し伸べてくれる仲間もいます。専門性の高い分野ではあるけれど、一人で抱え込む必要はありません。私たちも、もっと良いチームをつくっていきたいし、もっとたくさんのお客様に価値を届けたい。だからこそ、同じ想いを持って一緒に走ってくれる仲間が増えたら、本当にうれしいです。

神谷

そうですね。まだまだ発展途上の組織だからこそ、これから入ってくる人たちにも、ぜひ“つくる側”として関わってほしいです。仕組みを一緒に整えたり、新しいサービスを考えたり、自分の強みを活かせる場面はいくらでもあります。

相続の仕事は、覚えることも多いし、責任も大きい。だけど、そのぶん「人の役に立っている」という実感は、どんな仕事にも負けないと思っています。だからこそ、少しでも興味があるなら、ぜひ一度チャレンジしてみてほしいです。きっと、ここでしか得られない経験が待っています。